HIDランプ発光のしくみ

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HIDランプ発光のしくみについて

HIDランプが発光する基本原理としては、電極から放出される電子が反対側の極に引かれて異動する中で水銀原子と衝突し、水銀原子が光を放出する仕組みとなっており、蛍光灯の発光原理とほぼ同じです。

 

HIDランプ

しかし、蛍光灯の場合と比較して、HIDランプの場合、点灯中の水銀原子の密度と温度が圧倒的に高い事から、発光スペクトルが様々な波長範囲に及びます。

蛍光灯などの低圧放電においては人間の目で見ることができない紫外線がほとんどですが、HIDランプでは水銀密度および温度上昇により人間の目に見える波長の光を発光します。

ただし、HIDランプでは、発光管内部の高温化が必要となることから、HIDランプが実際に安定して発光するまでには数分を必要とします。また、消灯後でも発行管が元の温度に戻り放電を開始するまで再点灯できません。

体育館などではHIDランプが使われており、スイッチを入れてから数分は暗い状態が続きますが、この現象は発光管の高温化が起こるまでに時間を要するからです。