HIDランプの構造について
HIDランプはその種類により封入物や構成されている材料が異なりますが、基本構造および発光の原理はほぼ同一です。
HIDランプ
硬質ガラスの外管の中に石英ガラス製の発光管とそれを支え電力を供給する金属が収納されています。発光管の両側には、放電を発生させるための電極を装着し、内部には発光物質が封入されています。
そして、発光管内部の両極で発生する放電作用により水銀原子が発光するという仕組みとなっています。
メタルハライドランプでは、発光物質として水銀以外にナトリウムやスカジウムといった金属ハロゲン化物を封入しており、高圧ナトリウムランプでは発光物質としてナトリウムを利用するなど、というような違いがあるだけです。